パリ近郊で古城ウェディングフォト in シャンティイ&サンリス

ヨーロッパの古城や中世の街並みでのウェディングフォトに興味をお持ちの女性は多いと思いますが、フランスの首都パリから車で1時間の距離(約40km)にも水に浮かぶ優美な古城があるのをご存知でしょうか?フランスの古城といえばロワール地方にあるシャンボール城やシュノンソー城が有名ですが、本日ご紹介するシャンティイ城(Chateau de Chantilly)はそれらに引けを取らないゴージャスで荘厳な雰囲気に包まれた美しい古城です。今日はこのシャンティイ城と隣町サンリスで撮影したウェディングフォトについてお話したいと思います。

シャンティイ城 – 水に浮かぶルネサンス時代の古城

パリ近郊で古城ウェディングフォト①

シャンティイに到着して直ぐにお城と運河をバックに一枚撮ってみました。パリから直ぐ近くの場所ですが、観光客はほとんどおらず、ヨーロッパの古城でウェディング撮影をやってみたいとお考えのカップルの方々には最高のロケーションです。

古城がウェディングフォトをロマンチックに演出

パリ近郊で古城ウェディングフォト②

花嫁に芝生の上で座ってもらって、日の丸構図で撮ってみました。ディズニー映画のワンシーンのようなロマンチックな雰囲気に仕上がったと思います。カメラ目線は基本的にお願いした時だけに限定し、普段はできるだけカメラを意識しないでお二人だけの世界観を演じてもらうようにお願いしています。

時にはシャッター音を一切発しないサイレントシャッター・モードに切り替えて敢えてオフショット的な撮影をすることがあるのですが、撮影中であることに全く気付かれないので、普段通りのリラックスした自然な表情を捉えることができるのでオススメですね。

古城をバックに2人だけのロマンチックな時間

パリ近郊で古城ウェディングフォト③

撮影開始からまだ数十分しか経過していないのに、あっという間にカメラの存在を気にせず、お二人だけの世界に。美男美女カップルなので普段から写真慣れしているのか、この時点で既にカメラに対して萎縮することはなく、シネマティックな雰囲気の良い写真が撮れました。

フランス式庭園の並木も絶好のウェディング撮影ポイント

パリ近郊で古城ウェディングフォト④

シャンティイ城のフランス式庭園はベルサイユ宮殿の庭園設計を担当したルノートルが手掛けました。水車小屋などの田園風景や運河もあり、まるで中世ヨーロッパのようなロマンチックな雰囲気に包まれています。人物撮影では緑が入ると色乗りが一気に良くなるので、ウェディング撮影でも庭園や森は外せない撮影ポイントですね。また、木漏れ日の当たった部分と影の部分の濃淡差が生き生きとした表現を演出してくれます。

二千年の歴史を持つ古都サンリス

パリ近郊で古城ウェディングフォト⑤

シャンティイ城の撮影の後は隣町サンリスに移動しました。ここは「髪結いの亭主」、「王妃マルゴ」など数々のフランス映画の舞台として選ばれた2000年の歴史を持つ美しい町です。もはや中世を通り越して古代ヨーロッパにタイムスリップしたような雰囲気です。

古都サンリスの遺跡前でウェディング・ショット

パリ近郊で古城ウェディングフォト⑥

ガロ=ロマン時代の城壁と宮殿の遺跡前でのワンショット。長い時を経て崩れ落ちた遺跡を前に『天空の城ラピュタ』の世界観を思い出したシーンでした。真夏の雲ひとつない晴天の日で、真っ青な美しい空を撮らない訳にはいきません。

半逆光はウェディング撮影の味方

パリ近郊で古城ウェディングフォト⑦

よく「逆光では綺麗な写真は撮れない」という方がいますが、人物撮影において、太陽の光が強い時間帯にはむしろ逆光、または反逆光を好んで使用します。順光では空などの色をはっきり写すことができるというメリットはあるのですが、太陽光が強すぎる時間帯において、モデルさんが眩しい表情になってしまったり、光が硬過ぎるために影が強く出過ぎてしまったり、立体感のない表現になってしまったりといったデメリットがあります。この写真をご覧頂ければ分かる通り、逆光では自然にふわっとした雰囲気を演出できたり、太陽光が髪の毛や衣装にシルエットを作って神々しい表現を作ることができます。こういう光で撮った写真って凄く人々の印象に残りやすいので、お客様に喜ばれます。

赤いバラの花言葉はお二人そのもの

パリ近郊で古城ウェディングフォト⑧

赤いバラの花言葉は「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」です。ここサンリスではこのような美しい薔薇で彩られた民家をよく見かけますが、見た目の凄く可愛くて絵になるし、ウェディング撮影の撮影地をお探しのカップルにはぜひいらして頂きたい場所のひとつですね。また、サンリス近郊にはフランスの国旗の赤を表すヒナゲシのお花畑があるので、もし4〜6月のヒナゲシ開花時期とタイミングが合えばお花畑での撮影もオススメです!

ヴァンセンヌの森でライティング・ウェディング撮影

パリ近郊で古城ウェディングフォト⑨

最後はパリのお隣り『ヴァンセンヌの森』で撮影した写真です。日没直前の時間帯だったので、日陰に立っているお二人の場所はかなり暗いのですが、斜め前からストロボを当てることで夕陽に彩られたバックのヴァンセンヌの湖とのバランスを調整しています。このように露出差が大きいシーンでは、状況に応じてライティング撮影が必要となります。光を自由自在に操ることで色乗りの良いカッコイイ写真に仕上げたり、良い意味で非日常の雰囲気を演出してみたり、写真の表現の幅が大幅に広がります。

この日の撮影はウェディングフォト1日(9時間前後)プランだったので、この後はパリ市内のアレクサンドル三世橋&シャンゼリゼ通り&エッフェル塔&ルーブル美術館でフォトツアーを続行しました。

ロワール地方の古城も魅力的ですが、シャンティイ城&サンリスであればパリから片道1時間の距離なので、ウェディングフォト1日プランでパリフォトツアーと併せて撮影が可能です。

ウェディングフォト1日プランが断然オススメ!

田園風景に包まれたロマンチックなシャンティイ城&二千年の歴史を持つ古都サンリス&言わずと知れた花の都パリでのウェディングフォト1日プランにご興味がございましたら、フォト・写真撮影ページから詳細をご確認ください。

また、フォトギャラリーInstagramにも最新フォトを日々アップしているので、ぜひ併せてご覧頂ければ幸いです。

*関連記事

パリ中心地のウェディングフォトツアー撮影スポット5選!

【パリでウェディングフォト】を成功に導く5つのポイント

パリでナイトウェディングフォトが断然お勧めな7つの理由 – Studio Lazuli

パリ前撮りフォトツアーでオススメ撮影地ベスト4!

【モンマルトルでウェディングフォト】 – 古き良き時代のパリ

【エッフェル塔でウェディングフォト】 – パリのシンボル

パリ ハネムーンフォトのおすすめ人気スポット5選!- Studio Lazuli