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ストラスブール散策

ストラスブールの魅力はなんといっても人々の優しさ、都市が可愛くて洗練された雰囲気があること、清潔で治安が良いことに加えドイツ国境に接しているため物価の安いドイツに気軽にショッピングに行けることである。また、文豪ゲーテやヴィクトル・ユーゴーをも魅了したと言われるストラスブール大聖堂は高さ142メートル、ヴォージュ産の砂岩による独特なピンク色の外観でこの都市を訪れる者たちを圧倒する美しさである。中世には交通の要衝として多くの旅人を受け入れ、近代はドイツとフランスの領土争いにより、ドイツ語を強要される時代があったり、フランス語を話す時代があったりと複雑な経緯を歩んできた土地である。前日はイタリアのジェノバからひたすた北上し、ここストラスブールに到着した時は20時を過ぎてしまっていたので日暮れ後の散策しかできなかったが、この日は朝から昔暮らしていた時によく歩いていた中心街をあちこち散歩してみた。ストラスブールの町中を歩いていると、パリでは普段見ることのないアルザス地方で独自に発達した料理をあちこちで見かける。発酵させたキャベツに、豚肉とソーセージとジャガイモを入れて白ワインで長時間煮込んだシュークルートやクリーム&チーズのソースをベースにした薄生地のピザと言ったところのタルトフランベといった代表料理はもちろん、婦人用帽子の形状のクグロフと呼ばれるパンやビールのおつまみに最高の固くてしょっぱいプレッツェルと呼ばれるスナック等を地元民たちが本当によく食べているのを見かける。同じフランスでもパリとは違い、最初の一杯はビールから始める人が多く、ここには独自の食文化が発達してきたことがよく分かる。

友人たちとのディナー

ストラスブールに移り住んでいた3ヶ月間、いつも色々と気にかけて家に招待してくれたり、車であちこち連れて行ってくれた優しいお隣さん3人組は現在ではそれぞれ別々に暮らし、彼女と同棲している者や一人暮らしをしている者もいるが、みんなストラスブールの同じ一角に住み、いまでも仲良く行き来しているということだった。東京育ち、現在パリ暮らしで田舎を殆ど知らない私からすると、3人とも物心ついた頃から一緒で30代を迎える現在も未だにくっついている姿を見て不思議な印象を抱く。この夜はそんなストラスブールの友人たちが地元のレストランに招待してくれて、プレッツェル・タルトフランベ・牛煮込み料理を沢山食べながら、懐かしい話をしながら沢山笑った。みんな子供のように純粋な目で本当の家族のように優しく迎え入れてくれて感動する程嬉しかった。

 

オリジナル記事のURL : http://studiolazuli.com/blog/travel/illumination-cathedrale-strasbourg.html