パリジェンヌモデルの宣材写真をシテ島で撮影したので、その話について書いていきたいと思います。また、帰国した際に光学性能で高い評価を得ているSigma 85mm F1.4 Artという単焦点レンズを購入してきたので、レンズ性能のテストも含めてご紹介します。
①スタイル抜群のパリジェンヌモデルAdelineのご紹介
パリを拠点に日系ファッションブランドを中心にモデルをしているAdelineさんとの撮影です。スタイル抜群でチャーミングなパリジェンヌモデルですね。
②セーヌ川をリーディングラインとし、三分割構図から撮影スタート
美しい構図は写真を見る人に安心感や快感を与えますが、リーディングラインはそんな美しい構図を作りたい時に便利なツールです。リーディングライン(Leading Lines)とは、写真を見る人の視線を誘導する線のことを意味します。例えば、道路だったり、海岸線だったり、柵だったり、日常の中にはリーディングラインとして利用できる要素が溢れています。上の写真では、セーヌ川をリーディングラインとして利用し、奥行きのある美しい構図を作り出しました。
また、この写真では構図の基本である三分割構図を取り入れて撮影した一枚です。三分割構図とは、写真の縦横それぞれを三分割し、その交点や線にメインとなる被写体を配置する構図のことです。モデルの瞳を三分割構図の右上の交点に配置しています。
撮影スタート時はこのように、リーディングラインや三分割構図といった基本的なテクニックを取り入れながらセオリー通りに進行し、徐々にモデルとのやりとりを通じ、自由な表現を探していく撮影スタイルを取ることが多いですね。
③フロントライト&逆光ポートレート撮影で印象的な写真表現を追求
午後の強い西日をバックライトとして利用し、フロントライトを入れて撮影した一枚。絞り開放でもバッチリ解像してくれるSigma 85mm F1.4 Artの性能は圧巻です。ボケ味もとろけるようで最高ですね!
④タンポポの綿毛がいい感じに反射して、幻想的なポートレート表現へ
空気中にタンポポの綿毛が沢山舞っている日で、それが西日やストロボ光で反射して幻想的なポートレート表現に仕上がりました。もちろんタンポポの綿毛を狙って撮影日を選んだ訳ではありませんが、結果オーライですね(笑)撮影時に使える要素はフル活用するのが正解です!
Sigma 85mm F1.4 Artはピント面の解像力の高さとボケの美しさが秀逸ですが、逆光時に発生するソフトフレアが雰囲気抜群で個人的にかなり好みのレンズです。ポートレート撮影で使用するレンズを選ぶ時に、この逆光耐性だったりフレアの出方がフォトグラファーの好みに合うかどうかが極めて重要な要素だと思います。
シンプルな立ちポーズこそ、スタイルの良し悪しが出やすいと思います。Adelineの場合は、プロポーションがとてもいいので、とても可愛いですね。
⑤キャッチライトで瞳を輝かせて、さらに魅力的な宣材写真へ
女性ポートレート撮影では、ストロボ光を活用したキャッチライト効果がさらに活きます。元々つぶらな瞳がチャーミングなモデルですが、キャッチライトを入れると少女漫画の主人公のように生き生きとした表情になりますね。
絞りは開放F1.4で撮影したので、背景はトロトロでモデルが浮き上がるような綺麗なポートレート写真に仕上がりました。
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Model by Adeline